「アルテミスS・G3」(28日、東京)
衝撃の末脚を府中でも-。新潟での新馬戦を驚異の上がり3F32秒8で差し切った
ライトバックが、自慢の決め手を武器に2歳牝馬の登竜門に挑戦する。
その初戦は発馬で後手に回り、道中は最後方から。直線に向いて外に出してからもなかなか“本気モード”に入らなかった。それでも、残り200メートルでエンジンが点火すると、ギアが1段階、いや2段階アップ。そのまま逃げ&先行馬2頭が粘り込みを図る前残り決着を、目の覚める末脚で一気に飲み込んだ。
西谷助手は「自信を持って送り出しましたが、思った以上の走りでした」と笑顔。「勝ち方が良かったので、すぐにここを目標に。今度は一線級とどれだけやれるかですね。やれるなら阪神JFからクラシックも見えてきますから」と、将来を見据えたチャレンジに期待を込めた。
精神的な幼さを残すように本格化はまだ先。ただ、秘める素質には光るモノを感じさせる。越後路で見せつけた切れ味をここでも解き放ち、2歳女王への階段を上るか。
提供:デイリースポーツ