スワンステークス(3歳上・GII・芝1400m)は
ディープインパクト産駒に要注目の一戦だ。これまでに延べ19頭が出走し、14年
ミッキーアイル、16年
サトノアラジン、17年
サングレーザー、20年
カツジ、21年
ダノンファンタジーが勝利。2着が3回、3着も1回あって、勝率26%、複勝率47%の超好成績を残している。
今年は
ルージュスティリア(牝4、栗東・
藤原英昭厩舎)がエントリーしている。昨秋から条件戦を3連勝。一転、オープン昇級後は人気を下回る着順が続いているが、前々走の
中京記念では勝負所の不利から巻き返し、0秒5差の3着に健闘した。3走前の
ヴィクトリアマイルが10着だったように、さすがにGIではワンパンチ足りない印象だが、GIIやGIIIなら好勝負できていい。
今回は
府中牝馬S(7着)から中1週での臨戦。前走が理想的な展開にしては物足りない走りだったが、もしかすると1800mが長かったのかも。一転、今回は自身最短距離となる1400mだが、もともと走りに前向きなタイプなので、プラスに出る可能性はある。
近走着順が影響して人気を落としそうだが、だからこそ狙う価値あり。血の後押しを受けての激走を期待したい。