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天皇賞・秋追い切り(25日、栗東トレセン)
残り400メートルから、120%の加速ぶりを見せた。
ジャックドールは栗東・CWコースを単走。序盤からスピード感あふれる脚さばきだったが、直線半ばでムチを入れられると、さらに勢いを増した。単走ながらもラスト2ハロンは11秒1―11秒0の高速ラップで、4ハロン49秒7もこの日の一番時計(5ハロンは65秒4)。藤岡調教師は「こんな時計が出ているとは思わなかった。跳びも大きいし、好調の表れ」と満足げだった。
札幌記念は6着に敗れたが、中間から異例の暑さの影響を受けていた。今回は1週前追い切りから6ハロン81秒1―11秒1の好時計。指揮官は「1週前の動きが良かったから、(今週は)併せる必要がなかった。状態だけで言うと過去イチ」と仕上がりに太鼓判を押す。
昨年は
パンサラッサにハナを譲ったが、今年は同型不在と見込まれる。藤岡師は「逃げ宣言すると思ったやろ」と不敵な笑みではぐらかした。「馬場は良さそうだし、あとはペース次第。ジョッキーに任せる」。全8勝中6勝の手綱を執っており、自身の長男でもある藤岡佑とのタッグに期待をかけた。(水納)
スポーツ報知