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【天皇賞・秋】ヒシイグアスに穴の気配 同舞台で松山弘平騎手は単勝回収率292% 堀宣行厩舎はトップ41勝

スポーツ報知
  • 2023年10月27日(金) 06時15分
◆第168回天皇賞・秋・G1(10月29日、東京競馬場・芝2000メートル)

 国内外G1・4連勝中のイクイノックスは、データ面でも有利な数字が並ぶ。東京・芝2000メートル戦で13年以降、ルメールは断トツの68勝を挙げて、2位で41勝の戸崎を大きく引き離している。一方で伏兵として存在感を示しているのは松山で、単勝回収率292%は20鞍以上騎乗した騎手のうちでトップと侮れない。2走ぶりにコンビ復活となったヒシイグアスは、穴の刺客の雰囲気が漂う。

 コンビを組んだ全6戦のうち、松山は重賞3勝を含む4勝を挙げるなど抜群の相性を誇っている。昨年の天皇賞・秋では7番人気ながら、5着で掲示板を確保。今年の中山記念も5番人気の低評価を覆して勝利するなど、7歳を迎えても軽視は禁物だ。

 また堀厩舎はこの舞台条件で13年以降、厩舎別最多の41勝をマークしており、2位の国枝厩舎(28勝)を大きく引き離す優秀さだ。2ケタ以上勝っている7厩舎のうち、勝率29・9%、連対率49・6%も圧倒的で、得意なコースであることは疑いようがない。

 同厩舎は今年、ダノンベルーガとともに2頭出しとなるが、いずれも札幌記念ステップにした臨戦過程を踏んでいる。16年に制覇したモーリスも、前走の札幌記念(2着)から天皇賞・秋に直行して白星を挙げているのは頼もしい実績だ。手の合う鞍上に戻ったヒシイグアスの逆襲があってもおかしくない。

スポーツ報知

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