2005年の
皐月賞3着、
菊花賞2着などクラシック戦線で活躍した元競走馬の
アドマイヤジャパン(21歳)が28日、広告出演契約をしている株式会社Yogibo(ヨギボー)の御堂筋本町店に登場した。
名馬を一目見ようと、朝5時半から並んだ人もおり、午前11時から午後1時までのお披露目は、30分早めてスタート。約3000人が列を作り、1回3分間の写真撮影タイムを楽しんだ。
アドマイヤジャパンは、Yogiboの「快適すぎて動けなくなる魔法のソファ」に横たわり、人間以上に
リラックス。その様子を撮影した動画を、Yogibo代表取締役の木村誠司氏が自身のX(旧ツイッター)に投稿したところ大反響となり、CM出演が決まった経緯がある。
同社が
ネーミングライツ契約を結ぶ引退馬牧場、Yogibo
ヴェルサイユリゾート
ファーム(北海道日高町)の岩崎崇文代表取締役は、多くのファンの歓迎に「ビックリしました。イ
ベントをきっかけに引退馬のことを知ってもらえたら」と笑顔。現在の牧場での様子については「最初は気性が荒くて苦労しましたが、今では穏やかに過ごしています。クッションは寝てくれるかなと思ってカメラを構えながら待っていたら寝てくれたので、すぐに動画も撮りました」と話した。
現在Yogibo御堂筋本町店では、同牧場の
ポップアップストアを26日から展開中。引退馬が余生を過ごす牧場の餌代、施設管理費、人件費などに、ストアの収入があてられる。
アドマイヤジャパンは29日も、午前11時から午後1時まで、店頭に登場する。Yogibo商品を購入すると、餌やり体験ができる抽選会も実施。約50倍の抽選に当選した大阪府在住の会社員・岩脇瞳さんは「かわいかったです。にんじんをあげられてうれしかったです」と購入したクッションを抱えながらほほ笑んだ。
アドマイヤジャパンは
父サンデーサイレンス、母は95年
最優秀2歳牝馬の
ビワハイジという良血馬で、デビュー前から注目を集め、05年
京成杯・G3を制覇。
ディープインパクトが席巻した同年の3冠競走でも存在感を示した。06年
大阪杯(9着)を最後に現役引退し種牡馬入り。種牡馬引退後は乗馬となっていた。
スポーツ報知