東京11Rの第12回アルテミスステークス(2歳GIII・牝馬・芝1600m)は1番人気
チェルヴィニア(
C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分33秒6(良)。1馬身3/4差の2着に2番人気
サフィラ、さらに半馬身差の3着に4番人気
スティールブルーが入った。
チェルヴィニアは美浦・
木村哲也厩舎の2歳牝馬で、父
ハービンジャー、
母チェッキーノ(母の
父キングカメハメハ)。通算成績は3戦2勝。
レース後のコメント
1着
チェルヴィニア(
C.ルメール騎手)
「良い競馬ができましたね。直線では外に出すことができず、少し我慢しないといけませんでしたが、出してからはすごく良い脚を使ってくれました。手応えは良かったですし、やはり重賞レベルですね。
前走もすごく良い競馬をしれくれましたし、今日は勝つ自信がありました。今日で3戦目、また良くなると思いますから、牝馬のGIに行けると思います」
(
木村哲也調教師)
「間が開かずにタイトな形でしたが、我慢して、自然に脚を溜められました。新潟みたいな派手さはありませんでしたが、しっかりここで勝ち切れたのは大きかったです。(
テンションは)意外と装鞍所からやる気がありました。良いところでもありますが。
(今後は)距離は持つと思っていますが、今日の返し馬も素晴らしかったです。とにかく勝ったのが大きいです。この後は馬をしっかりと見て決めていきたいです」
2着
サフィラ(
松山弘平騎手)
「枠が良く、スタートも良かったです。馬の後ろで壁を作って、良い競馬をしてくれました。脚を使ってくれましたが、勝った馬が強かったです」
3着
スティールブルー(
荻野極騎手)
「2戦目でしたが、
テンションがもってくれました。発馬を上手に切ったことで、手綱を抱える形でずっと走っていました。最後も良い脚で来てはいましたが、結果的に標的になる形になってしまいました。それでも素質を感じる走りでした」
4着
ライトバック(
浜中俊騎手)
「パドックや返し馬を含めて、懸念していたイレ込みがきつく、
テンションが高すぎました。跳びが大きくて、コントロールが難しいタイプなので、内枠からの競馬はしづらかったです。外めを走らせて、リズムを取らせたかったです。気性と口向きが課題です。それでも最後はまだ脚を使っていましたし、ポテンシャルが高いのは確認できました」
5着
ショウナンマヌエラ(
石橋脩騎手)
「前回も
テンションがギリギリでしたが、厩舎が上手く調整して、同じぐらいの雰囲気に持って行ってくれました。体自体は良くなっていました。スタートでは躓いていましたが、速かったので天性のスピードだと思います。上位は強かったですが、この馬も良い成長曲線を描いていると思います」
7着
エリカリーシャン(
戸崎圭太騎手)
「前に行きたかったのですが、ゲートの中での行儀が良くありませんでした。一回使って、
テンションが上がっていましたからね」
8着
ミエノブラボー(
丸田恭介騎手)
「スタートは並に出てくれました。道中は初めて窮屈なところに入って、燃え上がるような感じがありましたが、我慢してくれました。良い経験になったと思います」
9着
シュシュトディエス(
三浦皇成騎手)
「良いところにつけられましたが、ハミを取っていかないぐらい、道中はフラフラしていました。前走はスローペースで勝っていて、今日は2戦目ですし、さらに経験を積んでくれれば良いと思います」
10着
ニシノコマチムスメ(
幸英明騎手)
「調教では
テンションが高かったので心配していましたが、今日は落ち着いてくれました。レースは上手にしてくれましたが、伸びなかった原因はわかりません。新馬の内容を思えばもっとやれていいですし、もっと良くなると思います」
ラジオNIKKEI