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天皇賞(秋)・G1」(29日、東京)
まだ日も昇り切らない28日の午前4時30分過ぎ。連覇を懸けて挑む
イクイノックスは、僚馬たちとともに美浦ダートに入った。落ち着き払った姿で周回し、この日の調整を終了。木村師は「早朝の静かな環境のなか、落ち着いてメニューをこなしていました」と納得の表情をのぞかせた。
23年初戦となった
ドバイシーマクラシックでは、異国の環境をモノともせずにV。前走の
宝塚記念は栗東トレセンでケイコを積み、見事人気に応えた。今回はホームである美浦での調整。「ちゃんと自分の仕事が分かっているというか、追い切った後も何のトラブルもなくきょうまで進めてこられました」と指揮官は目を細める。国内はもちろん、世界も注目する大一番。最強の称号にふさわしい走りを披露してみせる。
提供:デイリースポーツ