「
天皇賞(秋)・G1」(29日、東京)
圧倒的1番人気に推された
イクイノックスが、好位3番手から鮮やかに抜け出して連覇を達成。1分55秒2のJRAレコードでG1・5連勝を決めた。2馬身半差の2着は後方から追い込んだ6番人気の
ジャスティンパレスで、3着は同じく直線で末脚を伸ばした3番人気の
プログノーシスだった。
菊花賞(
ドゥレッツァ)に続く2週連続G1制覇を決めたルメールは、馬上で
ヘルメットを外して天皇、皇后両陛下に最敬礼。「安心しましたね。
イクイノックスは世界一の馬ですから。世界のみんなが彼の競馬を見たかったと思う。
イクイノックスの強さを見せられました」と胸をなで下ろした。
11年の
天皇賞(秋)で
トーセンジョーダンがマークした従来の記録を、0秒9も更新する驚異的なレコードをマーク。「ゴールして(スクリーンを)見た時はビックリしました。天皇賞は僕にとって大事なレース。勝てて良かったです。
イクイノックスは全部を持っている馬。スタートからいいポジションが取れるし、その後冷静に走れて、いい脚で伸びてくれる。スタミナもある。完璧な馬です」と相棒を褒めちぎっていた。
提供:デイリースポーツ