「みやこS・G3」(11月5日、京都)
チャンピオンズCに向けて、もう取りこぼせないハピ。復帰戦のラジオ日本賞は3着止まりだったが、休み明け+逃げ、先行馬による典型的な前残りの決着の中、外から迫って、脚力の高さを示した。3歳の身で挑んだ昨年のチャンピオンズCでは、強豪相手に3着善戦。前哨戦で結果を出し、桶狭間の頂上決戦へ向かいたい。
デビューから無傷4連勝中の
セラフィックコール。前走のJRAアニバーサリーSは、後方追走から3角過ぎで仕掛けると、4角で先頭に並びかけ、あとは後続を突き放す一方だった。底知れない強さを感じさせ、ダート界の新星になり得る逸材。一気に重賞で条件は楽ではないが、ここも突破すれば、G1の舞台も見えてくる。
ラジオ日本賞を鮮やかに逃げ切った
ウィリアムバローズ。他馬より重い斤量59キロを背負っており、着差以上の完勝だった。2走前の
マーチSでは鼻差2着惜敗と重賞Vは目前。しぶとい先行力を武器に首位争いへ。
エルムSで2着に奮闘した
ワールドタキオン。さらに相手は強化されるが、目下の充実ぶりなら通用しそうだ。オープン特別を連勝中の
キングズソードも、前走の
阿蘇Sは直線インから一気に突き抜けるインパクト大の勝ちっぷり。初の58キロもあっさり克服して本格化を印象付けた。重賞でも勝ち負けを期待していい。
提供:デイリースポーツ