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【京王杯2歳S】コラソンビート 血の勢い 新種牡馬最多18勝スワーヴリチャードの産駒

スポニチ
  • 2023年10月31日(火) 05時29分
 今週はG1こそないが4重賞の豪華版。土曜には東西で2歳重賞2鞍が行われる。東京ではG2「京王杯2歳S」。好調スワーヴリチャード産駒のコラソンビート(牝=加藤士)が父に初タイトルを贈るか。

 過去の優勝馬にグラスワンダー(97年)、グランプリボス(10年)など後のG1馬が名を連ねる京王杯2歳S。今年の注目はコラソンビート。2歳戦で好成績を挙げている新種牡馬スワーヴリチャード産駒だ。

 未勝利→ダリア賞と連勝中だが、まず注目したいのは3着に敗れた6月東京のデビュー戦。勝ち馬ボンドガールは次走サウジアラビアRCで牡馬に挑んで2着に健闘。2着チェルヴィニアは先週のアルテミスSを楽勝。いずれも来春の牝馬クラシック候補と目されている相手に食い下がった内容は価値が高い。

 前走ダリア賞の内容も秀逸。逃げ切りVだった未勝利戦から一転。中団でピタリと折り合い、最速の上がり(3F34秒0)で差し切った。加藤士師は「3〜4角で尻尾を振っていたくらい余裕があった。なだめながら(鞍上の戸崎が)競馬を教え込んでくれた」と振り返る。馬体は430キロ台。決して見栄えはしないが、指揮官は「動かすと凄い。心肺機能がいいんだと思う。まだ体が幼いからオーバーワークにならないよう注意しています」と語る。

 25日の1週前追いでは美浦Wコースで6F78秒1の好時計をマーク。師は「少しやり過ぎたかと思ったが馬はノーダメージ。走り方がいいんでしょう。ここで賞金を加算してくれれば」と意気込む。父スワーヴリチャードの産駒は先週までに新種牡馬最多の18勝を挙げ、2歳リーディングサイヤーでも3位につける大活躍。血の勢いも味方に来春が楽しみになる走りを期待したい。 

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