11月1日(水)に
門別競馬場で行われる
エーデルワイス賞(2歳牝・JpnIII・ダ1200m)。世代最初の交流重賞で、13年には3連単122万馬券がとび出すなど、経験少ない若い牝馬同士の争いだけに波乱含みの一戦だ。
過去25回のうち、地方馬が14勝とダート
グレード競走では珍しく地方馬が優勢。昨年は
JRA所属馬が上位を独占したが、ホッカイドウ競馬所属馬の巻き返しなるか。発走予定日時は1日(水)の20時ちょうど。主な出走馬は以下の通り。
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シシャモフレンド(牝2、北海道・
田中淳司厩舎)
今年5月のデビュー戦を好スタートから手応え楽に逃げ切ると、続くリリーCでは圧倒的なスピードを武器に4馬身差で重賞初制覇を飾った。8月のフルールCでも3着と、牝馬の短距離路線では力上位の存在。
ネクストスター門別は牡馬相手に加え、スタートで出遅れたので度外視できる。今回はゲートを決めて粘り込みたい。
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スティールマジック(牝2、北海道・
角川秀樹厩舎)
4走前には出世レースとして名高い
栄冠賞で2着に好走。同レースの3着馬
カプセルはのちに南関東の重賞を勝利しており、レースレベルが高い中で結果を残している。今回出走する北海道勢の中では持ち時計もトップで、逃げ差し自在な脚質も魅力。当レース6勝を誇る角川厩舎が送り出す、女王候補が打倒
JRA勢に燃える。
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スカイキャンバス(牝2、美浦・
武井亮厩舎)
今年6月に函館競馬場の2歳新馬戦でデビュー。初陣は単勝1.7倍と圧倒的な支持を集めたが、好ダッシュから逃げ切って2馬身半差で快勝した。続く
函館2歳S、
すずらん賞ではともに3着と、牡馬相手にも健闘。今回が初ダート、初の地方参戦と条件は楽ではないが、父
ファインニードルに初タイトルを届けることができるか。
そのほかにも、園田に遠征して結果を残している
ジュデシャンス(牝2、北海道・
角川秀樹厩舎)、牡馬混合重賞でも好走した
モノノフブラック(牝2、北海道・
松本隆宏厩舎)などが出走を予定している。今年は力比較が難しく、かなりの混戦模様だ。