米国で注目のマッチアップが実現した。一昨年の
日本ダービー覇者の
シャフリヤール(牡5、栗東・
藤原英昭厩舎)と、今年の英ダービーを制した
オーギュストロダン(
Auguste Rodin、牡3、愛・A.オブライエン厩舎)。日英のダービーを制した
ディープインパクト産駒の2頭が、
ブリーダーズカップターフ(3歳上・米G1・芝2400m)で激突するのだ。
シャフリヤールは
父ディープインパクト、
母ドバイマジェスティ、母の父
Essence of Dubaiの血統。全兄は17年
皐月賞と19年
大阪杯を制した
アルアイン。母は10年のBCフィリー&メアス
プリントの勝ち馬なので、今回は血統的に縁のあるレースへの参戦といえる。ここまで12戦4勝。昨年の
ドバイシーマクラシックを制した後は勝ち星がないが、国内外のGIでコンスタントに上位争いを演じている。前走の
札幌記念は11着に大敗したが、レース後に喉の疾病が判明したので参考外。喉頭蓋
エントラップメントの手術が成功し、復帰戦となる今回は復活Vが期待される。
一方の
オーギュストロダンは
父ディープインパクト、
母ロードデンドロン、母の父
ガリレオの血統。母は17年
オペラ賞などG1を3勝している。昨年のフューチュリティTを制し、父の最終世代で最初のG1馬になると、今年も英ダービー、愛ダービー、
愛チャンピオンSとG1を3勝している。時に大敗を喫するなどアテにならない面はあるものの、欧州の3歳世代で指折りの逸材であることは間違いない。
おそらくは最初で最後となるであろう、
ディープインパクト産駒の日英ダービー馬対決。スタートは日本時間の5日午前6時50分だが、早起きして損のない一戦となるはずだ。