2歳重賞の「第56回
ハイセイコー記念」が31日、
大井競馬場で行われた。単勝1・9倍の圧倒的支持を受けた
ダテノショウグンが直線抜け出し優勝、デビューから無傷の5連勝で重賞初制覇した。同馬には「第74回
全日本2歳優駿」(Jpn1、12月13日、川崎)への優先出走権が与えられた。
「理想的通りの競馬だった」と森下師が振り返ったように絵に描いたような横綱相撲。大外から好スタートを切ると内の馬を見ながら5番手を確保。道中もきっちり折り合い流れに乗ると徐々にポジションを上げたのは3コーナー。直線を向いたところでは逃げた
ライゾマティクスを射程圏内に入れての2番手浮上。残り200メートルで外に馬体を並べると残り150メートルで一気に突き放した。鞍上が手綱をしごくたびに引き離して、ゴールしてみれば8馬身差をつけていた。
時計がかかる馬場で1分42秒5の好時計。それもノーステッキでマークしたようにド派手なパフォーマンスだった。「リズム良く運べたし、直線も変わらずいい脚だった。勝ててホッとした」と御神本は振り返った。今後は休養に入って、次走は年明けの
雲取賞(2月14日、大井)が目標となりそうだ。新たなダート3冠路線へ。南関東から新星が誕生した。
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ダテノショウグン 父
バンブーエール 母ウートゥルメール(母の
父マンハッタンカフェ) 牡2歳 大井・
森下淳平厩舎 馬主・鈴木雅俊氏 生産者・北海道浦河町の大北牧場 戦績5戦5勝 総獲得賞金3720万円。
スポニチ