「京王杯2歳S・G2」(4日、東京)
2連勝中の
コラソンビートが世代最初のG2戦で、重賞に初挑戦する。“伝説の新馬戦”との呼び声高い6月東京の一戦を3着でデビューすると、その後は未勝利戦→
ダリア賞を快勝。ここまで2歳戦で18勝と勝ち星を量産している新種牡馬
スワーヴリチャード産駒初の重賞制覇の期待が高まる。
10月終了時点で18勝を挙げ、23年のJRA新種牡馬リーディング首位を快走する父
スワーヴリチャード。“スワーヴ旋風”に乗り、
コラソンビートが産駒初の重賞奪取を狙う。
“伝説の新馬戦”との呼び声高い、6月4日・東京5R(芝1600メートル)の3着馬。勝った
ボンドガールがサウジアラビアRCで2着、2着の
チェルヴィニアがアルテミスSを制すなど、秋の重賞で活躍してレースの価値はますます高まっている。
未勝利戦と
ダリア賞を連勝すると、始動戦に向けてしっかりと充電した。加藤士師は「体つきは前より良くなっています」と目を細める。10月25日の美浦Wで6F78秒1の快時計をたたき出すあたり、夏を越して
パワーアップが著しい。「思った以上に時計は出ましたが、その日のうちに獣医師にチェックしてもらったら『ノーダメージ』だと。心肺機能が高い」と師も目を丸くした。
ハナを切るだけのスピードがあり、それでいて控えて差す競馬もできる自在性の高さは大きな武器となる。「リズム良く行ければ勝負になる。G1へ行きたいですね」と指揮官。ここで牡馬を蹴散らし、阪神JF(12月10日・阪神)の有力候補に名乗り出る。
提供:デイリースポーツ