昨年の
JBCクラシック(3歳上・Jpn1・ダ2000m)を制した
テーオーケインズ(牡6、栗東・
高柳大輔厩舎)が史上6頭目の連覇に挑む。
テーオーケインズは
父シニスターミニスター、
母マキシムカフェ、母の
父マンハッタンカフェの血統。ここまで23戦10勝。21年の
帝王賞でJpnI初制覇を果たすと、その後も同年のチャンピオンズC、22年の
JBCクラシックとタイトルを積み重ねてきた。ここ4戦はチャンピオンズCが4着。
川崎記念が2着、ドバイワールドCが4着、
帝王賞が3着と惜敗が続くが、少なくとも今年3戦は負けて強しの内容。6歳秋を迎えたが、大きな衰えは感じられない。
長期政権が目立つダート界においても、
JBCクラシックはとりわけ連覇が多いレースといえる。過去22回の歴史で、02〜04年の
アドマイヤドン、05〜06年の
タイムパラドックス、07〜09年の
ヴァーミリアン、10〜11年の
スマートファルコン、14〜15年の
コパノリッキーの5頭が連覇を達成。いずれも一時代を築いた名馬だ。
テーオーケインズにとっては、
帝王賞でわずかに先着を許した
メイショウハリオに雪辱を期す一戦でもある。何としても惜敗に終止符を打ち、史上6頭目の連覇を達成したい。