11月3日(金)に
大井競馬場で行われる
JBCクラシック(3歳上・JpnI・ダ2000m)。大井で3競走、門別で1競走行われる『JBC2023』の大トリを飾り、チャンピオンディスタンスで行われるダート最強馬決定戦。今年は中央、地方合わせて10頭が挑む。
南関東三冠馬
ミックファイアの回避は残念だが、
JRAからはダートのトップホースが集結。JpnI・3勝誇る
メイショウハリオが貫禄を見せるのか、それとも重賞3連勝中の
ウィルソンテソーロや連覇がかかる
テーオーケインズが勝ち名乗りを上げるのか。発走予定日時は3日(金)の17時。主な出走馬は以下の通り。
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メイショウハリオ(牡6、栗東・
岡田稲男厩舎)
昨年の
帝王賞でJpnI初制覇を飾ると、暮れの
東京大賞典でも3着とダート路線をけん引。今年に入って
フェブラリーS3着、
かしわ記念1着と成長に伴って左回りも克服した。その後の
帝王賞は2分1秒9の好時計で、レース史上初となる連覇達成。得意の大井2000mで昨年5着の悔しさ晴らしタイトルを獲りにいく。
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ウィルソンテソーロ(牡4、美浦・
小手川準厩舎)
デビュー3戦は芝で結果が出なかったが、ダートに転じると4連勝でOP入り。昇級初戦の
名古屋城Sこそ5着だったが、続く
かきつばた記念で早くも初タイトルを獲得。
マーキュリーCは500mの距離延長をこなして快勝し、
白山大賞典で重賞3連勝とした。父
キタサンブラックにダートJpnIのタイトルを届けることはできるか。
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テーオーケインズ(牡6、栗東・
高柳大輔)
21年には
帝王賞を制し、
チャンピオンズCを6馬身差で圧勝。
JRA最優秀ダートホースに輝くなど、一時代を築いた。昨年の
JBCクラシックを制したあとは勝ち星こそ無いが、
川崎記念や
帝王賞では好走を披露。当レースでは過去22回で5頭と、連覇が多い。惜敗続きにピリオドを打ち、再びダート王者に返り咲けるか。
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サベージ(牡3、大井・
森下淳平厩舎)
史上2頭目の無敗三冠馬が生まれるなど、今年の南関東3歳戦線は注目を集めた。その中で
京浜盃を制して、
羽田盃や
東京ダービーでも健闘したのが本馬。最後方から鋭く追い込む
スタイルで、前走のダービー
グランプリでも上がり最速を記録した。今回も追走力は課題になるが、決め手を生かして
JRA勢に食らいつきたい。
そのほかにも、昨年の
浦和記念を制した
クリノドラゴン(牡5、栗東・
大橋勇樹厩舎)、オープン特別を連勝中の
キングズソード(牡4、栗東・
寺島良厩舎)などが出走を予定している。