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【アルゼンチン共和国杯】開業4年目の小手川準厩舎、ヒュミドールで重賞初制覇に挑む

スポーツ報知
  • 2023年11月03日(金) 06時00分
◆第61回アルゼンチン共和国杯・G2(11月5日、東京競馬場・芝2500メートル)

 福島が開幕し東京、京都との3場開催で行われる今週末の国内4重賞の出走馬が確定した。第61回アルゼンチン共和国杯・G2(5日、東京)に出走するヒュミドールを管理する小手川準調教師(51)=美浦=は、JRA重賞初Vがかかる。3日のJBCクラシック(大井)に出走するウィルソンテソーロと厩舎の“二枚看板”で交流G1とのダブル勝利を狙う。

 開業4年目の小手川調教師が勝負の週末を迎える。ヒュミドールアルゼンチン共和国杯ウィルソンテソーロJBCクラシックにエントリー。いずれも状態面は良好で、十分に重賞連勝が狙える。

 ヒュミドール天皇賞・春で10着後、軽度の骨折が判明。今回は6か月半ぶりとなるが、小手川師は「牧場でもうまく立ち上げてもらい、スムーズに調整ができているし、中身もできています」と説明。1週前追い切りに騎乗した新コンビの津村も「息はできていたし、背中がすごくいい馬でした」と好感触。復帰初戦から態勢は整っている。

 2走前のダイヤモンドSを含めて重賞で2着3回と、人馬ともにJRA初タイトルまであと一歩。「最終追いは少し気合をつける程度だったが、スイッチが入っていつも通りのいい動きだった。馬がリベンジしたいと言っているし、コースも合っているので重賞を勝たせてあげたいですね」と気合十分だった。

 ウィルソンテソーロは小手川厩舎に転厩後、交流G3を3連勝中。こちらは交流G1制覇がかかる一戦で「メンバーも変わってくるので、もう一歩踏み込んだ調教をしている。今回は坂路を使えるので負荷もかけられて、もう一段パワーアップ」と納得の仕上げで送り出す。看板馬2頭で厩舎にとって初のタイトルをつかむ。(西山 智昭)

スポーツ報知

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