◆第61回
アルゼンチン共和国杯・G2(11月5日、東京競馬場・芝2500メートル)
デビュー3年目の
小沢大仁騎手(20)=栗東・松永昌厩舎、写真=が、
JRA重賞初Vを狙っている。相棒の
ジャンカズマは、前走(丹頂S)の返し馬で初めてコンタクトをとった。それまで後方からの競馬が多かったが、「先生(小栗調教師)と相談して、出して行きました。力みましたが、最後まで頑張ってくれました」と会心の勝利を振り返る。「初めてオープンを勝たせてもらいました。新人賞をとらせてもらった後、歯がゆい気持ちがあったので」とゴール後は
ガッツポーズが飛び出した。
東京競馬場では初めての騎乗で「競馬学校の模擬レース以来で、挑戦者の気持ちです」。この中間は平日、毎日調教に騎乗してコンタクトを深め「今回からリングハミに換えてもらい、操縦性が良くなりました。前走は抜け出してソラを使ったので、相手が強くなって目標がいた方が良さそう。今回もある程度積極的に運んで」と、前回より自信を持って臨む。昨夏の
プロキオンS・G3では14番人気の
ヒストリーメイカーを2着に導いており、東京でもアッと言わせる。(玉木 宏征)
スポーツ報知