京都芝1400mの外回りはロベルト系に要注意。京都11Rの
ファンタジーステークス(2歳牝・GIII・芝1400m)は
シカゴスティング(牝2、栗東・
庄野靖志厩舎)で好配当を狙う。
今回と同舞台だった先週の
スワンSの結果に注目したい。10番人気→6番人気→11番人気の大波乱となったが、1着
ウイングレイテストが
父スクリーンヒーロー、2着
ララクリスティーヌが母の
父タニノギムレット、3着
ロータスランドが父
Point of Entry。つまり、父母のいずれかがロベルト系の馬の馬券圏内独占となったのだ。これは決して偶然ではなく、今の京都芝が例年に比べて時計がかかっていることに原因がある。一瞬のキレよりも粘りが生きる馬場だからこそ、持久力に富んだロベルトの血が威力を発揮しているのだ。
今回のメンバーで父母のいずれかがロベルト系なのは
シカゴスティング、
セントメモリーズ、
レディーエンジェルの3頭。中でも
シカゴスティングは先行して渋太く脚を使えるように、ロベルトの影響を強く感じる馬だ。確かに前走の勝ち時計は平凡だったが、ペースが遅かったためで、評価を下げるのは禁物。積極的な騎乗が持ち味の
鮫島克駿騎手の手綱も頼もしく、
スワンSの
ウイングレイテストのような先行押し切りを期待したい。