東京11Rの第59回
京王杯2歳ステークス(2歳GII・芝1400m)は1番人気
コラソンビート(
横山武史騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分20秒6(良)。クビ差の2着に8番人気
ロジリオン、さらにハナ差の3着に9番人気
オーキッドロマンスが入った。
コラソンビートは美浦・
加藤士津八厩舎の2歳牝馬で、父
スワーヴリチャード、
母ルシェルドール(母の父
オルフェーヴル)。通算成績は4戦3勝。
レース後のコメント
1着
コラソンビート(
横山武史騎手)
「私が想像していた以上に良い脚を使ってくれて、馬の力に助けられました。ポジションも取れていましたし、思っていた以上にペースが速かったので、そこで上手く折り合えて、あとは終いにかけるだけだと思っていました。過去に戸崎騎手がこの馬にいろいろと競馬を教えて下さったので、脚を使ってくれるのは信じていましたし、私自身は前との距離が離れてもそんなに気になりませんでした。
新馬戦にも乗せていただきましたが、その時から真面目でしたし、癖がありません。しいて言うなら(課題は)真面目過ぎてハミを取ることぐらいなので、このまま良い方向に成長して行ってくれればなと思います。(距離は)もう1ハロン延びても問題ないかなと思います。頑張ってほしいです」
(
加藤士津八調教師)
「強かったです。びっくりするくらいでした。プラス8kgの体重で良かったと思います。前走の後、どのレースを使うかオーナーと話をしてこちらにしましたが、良い選択でした。まだ幼く伸びしろはあります。今後が楽しみです。1600mまでは守備範囲です。次はおそらく
阪神ジュベナイルフィリーズになると思います。調教師になって初めての重賞勝ちで、今日は調教師になってこれまでになく叫びました。これからは平常心で仕事をしていってうまく調教出来ていけばいいと思います」
2着
ロジリオン(
北村宏司騎手)
「あの差だけに悔しいです。よく伸びています。ゲートも落ち着いていて、終いの脚も使えるようになって、少しずつ良くなっています」
3着
オーキッドロマンス(
内田博幸騎手)
「この馬のスピードを生かしながら、番手でためて行けました。上がりが33秒台になると厳しいと思いましたし、後ろに脚を使わせるような競馬が出来ました。1400mをこなしてくれて良い競馬でしたし、今後につながると思います」
4着
バンドシェル(
菅原明良騎手)
「中間ゲートに縛ったようで、落ち着いていたのは良かったと思います。そのぶんゲートもしっかり出てくれました。ただ、ゲートを出てから結構ハミを取って行きましたし、乗る前からも、乗った後もずっとイレ込みが結構激しかったです。もう少し落ち着きがあって欲しいですね」
5着
ミルテンベルク(J.モレイラ騎手)
「まだ若い馬で、どうしてもレース前に高ぶってしまいました。レース前にエネルギーを使ってしまっていて、レースでは頑張ってくれましたが、最後の直線でそのぶん負担がかかってしまいました。メンタルの部分ですから、経験を積んで精神的に安定していけば、能力のベストを出せるようになるでしょう」
6着
ジャスパーノワール(
田辺裕信騎手)
「まだ気で走っている感じです。馬っぷりは良いので、落ち着いてくれば良いと思います」
ラジオNIKKEI