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【京王杯2歳S】コラソンビート 25年ぶり牝馬V 横山武連覇「いい脚使ってくれた」

デイリースポーツ
  • 2023年11月05日(日) 06時00分
 「京王杯2歳S・G2」(4日、東京)

 鞍上も驚く末脚で牡馬をなで切った。紅一点の1番人気コラソンビートが、98年ウメノファイバー以来25年ぶりの牝馬制覇を達成。2歳コースレコードでスワーヴリチャード産駒のJRA重賞初Vを飾った。22年のオオバンブルマイに続き、レース連覇を決めた横山武は「僕が想像していた以上にいい脚を使ってくれた。馬の力に助けられました」と満面の笑みを浮かべた。

 道中は縦長馬群の中団を追走。直線入り口を迎えても先頭との距離は離れていたが、鞍上は「思ったよりペースが速かったので、うまく折り合えました。あとはしまいにかけるだけ」と相棒の瞬発力を信頼していた。直線半ばでゴーサインを送るとしびれる反応。グイグイ伸び続けてゴール前できっちり前をとらえた。

 開業5年目でうれしい重賞初制覇となった加藤士師は「こんなに叫んだのは調教師になって初めて。ビックリするくらい強かった」と興奮を隠せない。「この感じならマイルでも大丈夫。阪神への遠征になるので、どういう形(調整)で行くかはオーナーと相談して」と、次なるターゲット阪神JF(12月10日・阪神)を掲げた。

 早くも“伝説の新馬戦”とささやかれる6月4日の東京5R。勝ち馬ボンドガールがサウジアラビアRC2着、2着チェルヴィニアはアルテミスSを完勝。そして当時3着だった同馬が3連勝で重賞Vを成し遂げ、レースの価値はさらに高まった。2歳女王の座をかけた1カ月後の仁川決戦。G2タイトルホルダーとして堂々とライバルを迎え撃つ。

提供:デイリースポーツ

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