日本馬がまたも快挙を成し遂げた。
オーストラリアに遠征中の
オオバンブルマイ(牡3歳、栗東・吉村)が、
ゴールデンイーグル(4日・豪ローズヒルガーデンズ、芝1500メートル)に出走。狭い内ラチ沿いの馬群を縫うように伸びると、ゴール前は内、外のラ
イバル2頭の間を割って海外初挑戦初勝利を飾った。
19年に創設された
グレード格付けのない歴史の浅いレースだが、1着賞金は525万豪ドル(約5億円)と超高額。日本馬は今回が初参戦で、いきなり勝利を手にした。
当初騎乗予定だった
武豊が、10月29日の東京競馬場で右太ももの筋挫傷に見舞われたため、地元の
ジョシュア・パーに乗り代わっていた。代打を見事に務め上げた鞍上は「作戦通りのレースができました。遠征の大変さは理解していたので、日本のために勝ちたいという気持ちが強く、それが優勝という形で結果を出せたことが何よりうれしい」と回顧。吉村師は「
オオバンブルマイ自身が一番頑張ってくれたので、感謝しかありません」とコメントを寄せた。
提供:デイリースポーツ