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【京王杯2歳S】コラソンビート、2歳コースレコードで快勝 加藤士津八調教師もうれしい初タイトル

スポーツ報知
  • 2023年11月05日(日) 06時10分
◆第59回京王杯2歳S・G2(11月4日、東京・芝1400メートル、良)

 東西で2歳重賞が4日に行われた。東京競馬場の第59回京王杯2歳S・G2はコラソンビート(横山武)が牡馬をなぎ倒して重賞初制覇を飾り、阪神JF・G1(12月10日、阪神)の有力候補に名乗りを上げた。1分20秒6の2歳コースレコードで、新種牡馬のスワーヴリチャード産駒は重賞初タイトル。

 イクイノックスによる天皇賞・秋のスーパーレコードから1週間。その興奮冷めやらぬ6日後にコラソンビートが、1分20秒6の2歳コースレコードで重賞初勝利を挙げた。

 道中は中団から追走。直線で脚を伸ばし、先に抜け出したオーキッドロマンスをゴール前でとらえ、外から迫ったロジリオンも振り切った。横山武は「想像していた以上にいい脚」と声を弾ませ、「(戸崎)圭太さんが競馬を教えてくださっていたから、脚を使えると信じていました」と前2走で騎乗し、今週は米国に遠征の先輩に感謝した。

 スワーヴリチャード産駒の初重賞制覇は、加藤士調教師にもうれしい初タイトルだ。騎手時代にかなわなかった栄冠を手にし、「直線では調教師になって一番大きな声を出しました」と晴れ晴れとした笑顔。視界に入れる阪神JFでも衝撃の走りを見せる。(角田 晨)

 ◆コラソンビート 父スワーヴリチャード母ルシェルドール(父オルフェーヴル)。美浦・加藤士津八厩舎所属の牝2歳。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産。通算4戦3勝。総獲得賞金は6192万3000円。重賞初勝利。馬主は(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン。

スポーツ報知

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