◆第40回ブ
リーダーズCクラシック・米G1(11月4日、サンタ
アニタパーク競馬場・ダート2000メートル)
日本勢初の快挙が期待された一戦だったが、今年のドバイ・ワールドCを制した
ウシュバテソーロ(牡6歳、美浦・
高木登厩舎、父
オルフェーヴル)は5着、UAEダービーの覇者
デルマソトガケ(牡3歳、栗東・
音無秀孝厩舎、父
マインドユアビスケッツ)は大健闘の2着に入った。勝ったのは
ホワイトアバリオ(牡4歳、米国・RダトローJr.厩舎、父レースデイ)。勝ち時計は2分02秒87(良)。
日本馬初の偉業には届かなかったが、
デルマソトガケは今後が楽しみになる2着だった。前走の
ケンタッキーダービー(6着)に続く米国G1挑戦で、好スタートから4番手につけると直線でも手応え十分に加速。先に抜け出した
ホワイトアバリオとの差を詰めたが、あと一歩届かなかった。
鞍上の
クリストフ・ルメール騎手は「よく頑張ってくれた。3、4コーナーでずぶかったけど、スタミナで最後まで一生懸命走ってくれた」とパートナーをたたえた。音無調教師は「勝ちたかったんだけど、相手もいることだし、状態も良かった。長期休養明けが心配だったけど、それを差し引いてもよく頑張ってくれた。来年もサウジ、ドバイと挑戦したいね」と前向きに語った。
一方、昨年の秋から怒とうの6連勝中で実績では上位だった
ウシュバテソーロが5着どまり。いつものように後方追走から徐々にポジションを上げていったが、ドバイで見せたような末脚を直線で発揮できず、掲示板確保までが精いっぱいだった。
スポーツ報知