「
エリザベス女王杯・G1」(12日、京都)
中心は昨年の覇者
ジェラルディーナ。メンバー中、唯一のG1馬で昨年の
有馬記念3着、今年の
宝塚記念でも4着と好走するなど実績は最上位だ。秋初戦の
オールカマーは6着に敗れたが、斉藤崇師は「中山であれだけ後ろの厳しい位置から、よく伸びてきてくれた」と評価する。昨年と違って今年は京都が舞台。「少しズブくなっているところがあるので、坂の勢いがうまく作用してくれたら」と初舞台で連覇を狙う。
3歳勢の筆頭は
ハーパー。
桜花賞4着、
オークス2着、
秋華賞3着と牝馬三冠を皆勤。圧倒的な強さを見せた3冠女王
リバティアイランドには歯が立たなかったものの、今回のメンバーなら十分に好勝負できる。
ブレイディヴェーグはキャリア4戦ながら、レコード決着のローズSで2着に好走するなど、秘める脚力は相当だ。今回も栗東滞在で準備を進めており、2日のCWではラスト1F10秒7と抜群の切れ味を披露。一気の下克上も十分あり得る。
他には
府中牝馬Sで重賞初Vを飾った
ディヴィーナや同2着の
ルージュエヴァイユ、重賞2勝の実力馬
アートハウスなど伏兵も多彩だ。
提供:デイリースポーツ