BCクラシックはデルマソトガケが日本調教馬として初の2着。1番人気ウシュバテソーロは5着に敗れた。

　日本の競馬史に新たな一歩をしるした。デルマソトガケは4番手の外でスムーズな立ち回り。直線でしぶとく脚を伸ばして2着に食い込んだ。日本調教馬のBCクラシック挑戦6回目で初めての連対を果たした。ルメールは「すぐに3、4番手で人気馬の後ろにポジションを取ることができました。6カ月ぶりのレースでしたけど、関係者が素晴らしい仕事をしてくれました。いい状態でパフォーマンスを発揮してくれました」と振り返った。

　5月のケンタッキーダービー6着後、秋の始動戦に予定していた日本テレビ盃は左前脚の蹄を傷めたため回避。その分レース間隔は空いたが、きっちりと仕上がった。サウジアラビア、ドバイに続き、米国でもアピール。世界転戦での奮闘に音無師は「長期休養明けは心配でしたけど、状態は良かったです。縁があれば、来年はサウジCやドバイワールドCに挑戦したいですね」と夢を膨らませた。

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