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リーダーズC諸競走・米G1」(4日、サンタ
アニタパーク)
計6レースに大挙8頭の日本調教馬が挑んだ今回。日の丸がはためくことはなかったが、クラシックでは
デルマソトガケがしぶとさを発揮し、大健闘の2着。米国最大の祭典で、UAEダービー馬が底力を示した。
大健闘と言っていいだろう。日本調教馬として13年ぶりに出走した
デルマソトガケが見せ場たっぷりの2着。今年のUAEダービー馬が、大舞台で存在感を示した。
レースは決してスムーズではなかった。道中は4番手を追走したものの、3角では手応えが怪しくなり、ルメールの手が激しく動く。ただ、そこからがしぶとかった。直線に入ってもバテることなく、最後は先に抜け出した
ホワイトアバリオに1馬身差まで迫った。
鞍上は「向正面では少し忙しかったが、直線に入っても止まらずにずっと頑張ってくれました。勝った馬は疲れていたけど、つかまえ切れませんでした」と振り返る。音無師は「4角で少し離されてしまいました。あれがなければ勝てたかもしれないけど、よく頑張ってくれました」と力走をたたえ、「縁があれば、来年はサウジCやドバイワールドCに挑戦したい」と今後の展望を語った。
今年の2頭を含め、これまで7頭の日本調教馬が挑戦したが、2着は過去最高着順だ。世界の頂はもう目の前。次戦では、さらに
パワーアップした姿を見せてくれるに違いない。
提供:デイリースポーツ