5回東京2週目。昨年は日曜日に組まれた芝1800mのメイクデビューで
ソールオリエンスと
レーベンスティールがワンツーを決めた。今年は土曜日に芝1800mの番組が組まれており、
アパパネの仔がスタンバイしている。同じく土曜日の芝1600m(牝馬限定戦)では
ナミュールの半妹が注目の存在だ。
【11月11日(土) 東京芝1800m】
◆
バードウォッチャー(牡、
父ブラックタイド、
母アパパネ、美浦・
国枝栄厩舎)
キングカメハメハ産駒の母は3歳牝馬三冠を含め、GIを5勝。3歳上の半姉
アカイトリノムスメは
秋華賞を勝っている。先週は3頭併せの真ん中で追い切られた。「自分から進んでいくような感じではないけど、動きは合格点。軽さがあるし、いい体つきをしている」と
国枝栄調教師。鞍上は
C.ルメール騎手が予定されている。
◆
サツキノジョウ(牝、父
レイデオロ、
母マルシアーノ、母の
父フジキセキ)
2022年のセレクトセールに上場され、取引価格は1億120万円(税込)。現4歳の半姉に
エリカヴィータ(
フローラS)、伯父に
キンシャサノキセキ(
高松宮記念の連覇など重賞7勝)がいる。先週の追い切りは3頭併せの内で先着した。「折り合いの難しさが課題だけど、ゆったりと走れるように調整している。能力はありそうです」と
武井亮調教師。鞍上は
三浦皇成騎手が予定されている。
【11月11日(土) 東京芝1600m(牝馬)】
◆
アルセナール(牝、父
エピファネイア、
母サンブルエミューズ、美浦・
木村哲也厩舎)
ナミュール(
チューリップ賞、富士S)、
ラヴェル(
アルテミスS)の半妹。叔母に
マルシュロレーヌ(BCディスタフ、交流重賞4勝)、叔父に
バーデンヴァイラー(交流重賞2勝)がいる。9月の中山でデビューする予定だったが、態勢が整わずに立て直した。「ひと回り大きくなって戻ってきました。フットワークは綺麗。血統的にもスイッチが入りやすいところに気をつけながら乗り進めています」と太田調教助手。鞍上は
C.ルメール騎手が予定されている。
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パロサント(牝、父
ロードカナロア、
母パララサルー、美浦・
国枝栄厩舎)
ディープインパクト産駒の母は
アネモネS、
紫苑Sの勝ち馬。叔父に
タンタアレグリア(
AJCC)がいる。「素直で軽い走りをしているし、まずまずの動き。じわじわと脚を使うような感じです」と
国枝栄調教師。鞍上は
三浦皇成騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)