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【エリザベス女王杯】ジェラルディーナ 淀でも全開 テン乗りでもムーアが導く

スポニチ
  • 2023年11月07日(火) 05時17分
 過去10年の傾向から勝ち馬に迫る「G1データ王」。中央競馬は今週からG1が再開。年末のホープフルSまで続く8週連続G1の開幕戦「第48回エリザベス女王杯」を徹底解剖する。データ班が導き出した答えは前年女王の連覇。舞台が替わっても大丈夫との見立てだ。

(1)馬齢 4歳が【7・3・6・44】と圧倒的な成績。勝率11・7%、複勝率26・7%ともに首位で、単勝回収率185%は年齢別で唯一の黒字だ。3歳が【2・4・2・30】で続く。21年ステラリア(7番人気)、22年ライラック(12番人気)と2年連続で伏兵が2着に食い込んだ。5歳【1・3・1・54】は一見厳しいが、馬券圏内に来た5頭はいずれも前年も出走。リピーターならば、5歳までOKだ。高齢馬は厳しく、6歳【0・1・0・13】、7歳以上【0・0・0・4】と出番がない。

 (2)ステップ 前走G2組が【8・7・4・65】と馬券圏内の6割以上を占めている。内訳は府中牝馬S組【4・5・3・40】が最多勝。出走数が多くないオールカマー組も【3・1・0・11】と勝ち星を伸ばしている。同じG2でも京都大賞典組は【0・0・0・13】と不振なので要注意。前走G1で連対しているのは秋華賞組【2・3・1・24】のみ。秋華賞馬は5連敗中(全て馬券圏外)で、敗戦組からの巻き返しが目立つ。前走G3、オープン、3勝クラス組からは連対すらない。

 (3)外国人騎手 欧米の主要レースが終わるタイミングが重なるため、短期免許で来日する外国人の活躍が顕著。コロナ前は18年モレイラ(リスグラシュー)、19年スミヨン(ラッキーライラック)が優勝。コロナが明けた昨年は早速、C・デムーロ(ジェラルディーナ)、レーン(ウインマリリン)のワンツーだった。JRA所属ではM・デムーロが【2・1・3・2】と大活躍。次点でルメールが【1・1・1・6】と3度馬券に絡んでいる。



(4)生産 ノーザンファーム生産馬が18〜20年の3連覇含む【6・2・8・49】と無類の強さ。また、ディープインパクト産駒は13〜20年のうち、馬券に絡まなかったのは1回(18年=出走2頭)のみ。産駒数が減少した近年は孫世代が活躍。21年は父の父ディープのキズナ産駒アカイイトステラリアがワンツーで大波乱を演出。昨年は母の父ディープのジェラルディーナが勝っている。

 結論 全項目をクリアしたのはムーアと初タッグを組むジェラルディーナ。仁川から淀に舞台が替わっても女王が強さを発揮しそうだ。相手には4歳からディープインパクト産駒サリエラ、前年2着のリピーターであるライラックを推したい。 (データ班)

 

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