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【エリザベス女王杯】ブレイディヴェーグ、5戦目での古馬G1制覇ならイクイノックスに並ぶ最少タイ

スポーツ報知
  • 2023年11月07日(火) 06時05分
◆第48回エリザベス女王杯・G1(11月12日、京都・芝2200メートル)

 第48回エリザベス女王杯・G1は12日、4年ぶりに京都競馬場で開催される。最近10年間は7頭のG1ホースが誕生。今年もG1タイトル保持者は1頭のみで、ニューヒロイン誕生の機運が高まっている。注目は3歳勢。デビューから4戦連続で上がり最速と抜群の末脚を誇るブレイディヴェーグ、牝馬3冠戦線で好走を続けたハーパー、昨年の阪神JF2着馬シンリョクカが参戦する。

 遅れてきた大物が満を持してのG1初挑戦だ。ブレイディヴェーグは4戦2勝、2着2回で、4戦とも上がり最速をマーク。前走のローズSも、レコード勝ちしたのちの秋華賞2着馬マスクトディーヴァに0秒2差と迫る強烈な末脚を披露した。

 宮田調教師にとっては、手応えいっぱいの重賞初挑戦だった。「負けたのは悔しかったですが、勝った相手も秋華賞リバティアイランド相手に素晴らしい競馬をしていましたし、そこを物差しにさせていただくと、この子自身もG1を取れるだけの能力、器だと思っています」。人馬ともにG1初制覇がかかる一戦だが、力は十分に通用するとみている。

 2度骨折していることもあり、優先出走権を得た秋華賞は見送った。宮田師は「(ローズSを)あれだけの時計で走りましたからね。体もギリギリかなという感じがありましたし、(秋華賞は)京都の内回りというのもあった。総合的に判断して、今回にトライということになりました」と説明。高性能エンジンに耐えられるボディーがまだ完成していないことと、直線が長くなる外回りの方が持ち味を発揮できる、と考えての決断だった。

 すでに栗東入りして調整を進めているが、1週前はCWコースで長め7ハロン(98秒8)から負荷をかけながら、ラスト1ハロン10秒7と相変わらずの鋭い伸びを披露。「帰厩時から毛づやもいいですし、内臓面に関しては今回の方がいい状態で臨めるのではないかな」と、上昇気配も感じ取っている。

 キャリア5戦目での古馬G1勝利となれば、昨年の天皇賞・秋イクイノックスに並ぶ最少タイ。春のクラシック2冠ですでに連続2着と好走していた現役最強馬以上に壮大な挑戦だが、鞍上も菊花賞天皇賞・秋とG1連勝中で、米ブリーダーズCクラシックでもデルマソトガケを2着に導いた絶好調のルメールだけに、期待は大きい。

 「まずは良い状態で送り出す。そこに集中できれば、いい結果が出るのではないかと期待しています」

 宮田師自身も力が入る、勝負の1週間がいよいよ始まった。(西山 智昭)

スポーツ報知

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