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【エリザベス女王杯】リバティアイランドに3連敗のハーパー、「因縁」川田将雅騎手と再タッグで頂点へ

スポーツ報知
  • 2023年11月07日(火) 06時10分
◆第48回エリザベス女王杯・G1(11月12日、京都・芝2200メートル)

 第48回エリザベス女王杯・G1は12日、4年ぶりに京都競馬場で開催される。最近10年間は7頭のG1ホースが誕生。今年もG1タイトル保持者は1頭のみで、ニューヒロイン誕生の機運が高まっている。注目は3歳勢。牝馬3冠戦線で好走を続けたハーパーが参戦する。

 女王に3連敗した鬱憤はここで晴らす。ハーパー桜花賞4着、オークス2着、秋華賞3着と世代上位の力を示してきたが、リバティアイランドを破ることはできなかった。その3冠牝馬はジャパンCへの参戦を表明したため、今回は不在。古馬との初対戦でG1初勝利を狙う形になるが、友道調教師は「チャンスは広がると思う」と虎視たんたんだ。

 因縁が解けたとも言える再コンビだ。今回は勝ったクイーンC以来、4戦ぶりに川田が騎乗。牝馬3冠戦線ではリバティアイランドのパートナーとして、常に目の前に立ちはだかってきた“天敵”だ。しかし自身を重賞初挑戦Vに導き、礎を作ったのもまた川田。指揮官は「もともと川田で勝っていた。いつかは乗って、という話をしていた」と、期待を寄せている。

 春の時点から、陣営は「オークス向き」と評価していた一頭。その見立て通り、G1・3戦ではオークスの2着が最高着順だった。また秋華賞は瞬発力勝負の決着。道中は動きにくい位置にいたこともあり、持ち味である息の長い末脚を生かし切れなかった。2200メートルへの延長と、外回りへのコース替わりは好材料。友道師は「馬群もばらけて、自分のしやすい競馬ができると思う」と歓迎の構えだ。

 エリザベス女王杯は近10年の勝ち馬のうち7頭がG1初制覇。牝馬3冠戦の全敗馬も、過去3頭がここでG1タイトルを獲得している。「去年勝った馬(ジェラルディーナ)も強いけど、斤量の差はあるし、(力の差は)そんなにはないんじゃないかなと思う。楽しみにしている」とトレーナー。世代上位にとどまらず、牝馬の頂点を目指していく。(水納 愛美)

スポーツ報知

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