11月7日(火)、
オーストラリアのフレ
ミントン競馬場で、
メルボルンカップ(G1)が稍重の芝3200mで行われた。
松山弘平騎手とのコンビで出走した日本の
ブレークアップ(牡5、栗東・
吉岡辰弥厩舎)は、終始後方を追走し、最後の直線でも前との差を詰めることができず、出走23頭中16着だった。
勝ったのは地元
オーストラリアの6歳セン馬
ウィズアウトアファイトで、
コーフィールドカップに続いてG1レース2連勝を果たした。勝ちタイムは3分18秒37。2着はソウルコム、3着はシェラーズだった。
レース後の
松山弘平騎手と
吉岡辰弥調教師のコメントは以下の通り。
松山弘平騎手「このような素晴らしい舞台で騎乗させていただきましたが、結果を出すことができず、悔しい気持ちでいっぱいです。かなり外枠で、スタートも待たさせる形になったことで、それほど速くはスタートできず、取りたかったポジションを取れなかったという印象です。正直なところ、
ブレークアップの持ち味を生かすことはできませんでした」
吉岡辰弥調教師
「スタートが思ったより出られなかったのもありますが、1コーナーに入るまで、いつもよりも少し前進気勢がなかったように見えました。ゲートでも、まわりの空気に飲まれているというところを騎手も感じていたようです。レース全体を通して、日本と同じようには持っている力を発揮できなかったです。
レースの流れを考えれば、ポジション的には悪くなかったと思いますが、残り1000mぐらいから余力がなくなってしまいました。これが本来の
ブレークアップの力とは思えませんが、敗因については、これからまた分析したいと思います」
(
JRA発表)
ラジオNIKKEI