「
ローレル賞・S2」(7日、川崎)
単勝1・7倍の人気に応えて、船橋の
ミスカッレーラが無傷3連勝で重賞初制覇。2着には唯一、ホッカイドウ競馬から遠征してきた3番人気の
アメリアハート。3着には2番人気の大井
スピニングガールが入り、上位3頭が「東京2歳優駿牝馬・S1」(12月31日・大井)の優先出走権を獲得した。
船橋の大器
ミスカッレーラが、難なく初のタイトルを手にした。好スタートから逃げた
テルオールの2番手に収まると、道中もリズムのいい走り。直線を向いて早々にこれをパスすると、外からホッカイドウ競馬の
アメリアハートの襲撃もきっちりしのぎ切った。「4角で少しフワッとしたけど、2着馬が来たらもうひと伸びしてくれた」と御神本。最後まで余裕の手応えでフィニッシュを決めた。
これで負けなしの3連勝。初コンビで重賞ウイナーへと導いた鞍上は「デビュー戦から見ていたけど、スケールの大きな馬だと思っていた。きょうは初コースと初ナイターだったけど、人気にも応えてくれて感謝している」と満足そう。
川島一師も思いは同じだ。「前走を勝ってすぐに、ここを使おうとオーナーと話して夏場は休養させた。休み明けだったけど、時計がもうひとつモノ足りないし、内容は8割だな」と辛口評価になったが、期待が大きいからこそ。その証拠に笑顔いっぱいに「次は良くなるよ」と力強くうなずいた。
このあとは予定通り大晦日決戦へ。「まだまだ子どもだけど、これだけの勝ち方をしてくれるとうれしいね。楽しみな女の子だよ」と最後は目尻を下げた。
提供:デイリースポーツ