2歳牝馬の重賞「第23回
ローレル賞」が7日、
川崎競馬場で行われた。単勝1・7倍。ファンから圧倒的な支持を集めた
ミスカッレーラが直線先頭から押し切り優勝、デビューから3連勝で重賞初制覇した。同馬と2着
アメリアハート、3着
スピニングガールには「第47回
東京2歳優駿牝馬」(S1、12月31日、大井)への優先出走権が与えられた。
スッとゲートを奇麗に出ると、内がごちゃつくのを尻目に外から2番手のポジションをがっちりキープ。道中も逃げた
テルオールをマークするように抜群の手応えで追走した。自ら動いていったのが3コーナー。ペースを上げて外からハナを奪いにいくと、直線を向いたところであっさり後続を突き放した。残り50メートルで右ステッキ2発。もうひと伸びして、追い込んだ
アメリアハートを3/4馬身封じ込んでVゴールを駆け抜けた。
御神本はレースを振り返りながら「スケールの大きな馬」というフレーズを3度も使って褒めちぎった。2着とは着差がなかったが、その後ろはさらに8馬身ちぎっているのだからその言葉も納得がいく。次走は権利を獲った暮れの重賞に向かう。半兄
ギャルダルは
東京ダービー2着の実績馬。兄超えの来春へ、まずは重賞連勝の手土産をつかみに行く。
ミスカッレーラ 父シニスターミニスター 母スリーメロディー(母の
父ネオユニヴァース) 牝2歳 船橋・
川島正一厩舎 馬主・辻牧場 生産者・北海道浦河町の辻牧場 戦績3戦3勝 総獲得賞金2000万円。
スポニチ