4月19日に開幕したホッカイドウ競馬は、早くも最終週を迎えた。3日には
JBC2歳優駿が行われ、
フォーエバーヤング(牡3歳、栗東・矢作厩舎)が、新馬戦に続く豪脚を見せ、キャリア2戦でタイトルを獲得。
リアルスティール産駒でダート重賞を制したのは初となる。
JBC2歳優駿の発売金額は10億875万3000円で、ホッカイドウ競馬における1競走の発売額レコードを更新するとともに、初めて10億円の大台を超えた。
今週3日間の開催を残す形で、売得金額は491億7642万5350円。昨年より開催日数が3日少ないので、前年の527億円には及ばないものの、最低ラインの目標だった500億円はクリアできる。ホッカイドウ競馬は、コ
ロナ禍以前からネット投票が売上の主軸だったが、今年もネット投票は90%を超え、全国的な関心度が高い。8日は道営ス
プリント、9日は
道営記念でホッカイドウ競馬の掉尾(とうび)を飾る。
道営記念には連覇を目指す
サンビュート(セン6歳、北海道・堂山厩舎)、19年
アンタレスSと20年
ダイオライト記念を制している
アナザートゥルース(セン9歳、北海道・田中淳厩舎)、
エルムSと
日本テレビ盃で5着に健闘した
シルトプレ(牡4歳、北海道・米川厩舎)、今年の道営3冠馬
ベルピット(牡3歳、北海道・角川厩舎)など豪華メンバーが出走する。北海道に移籍して無傷の3連勝がいずれも圧勝の
アナザートゥルースが、5日の坂路で3ハロン35秒0−1ハロン12秒2と移籍後の一番時計をマークした。しかし、今年の
道営記念は、遠征を続けて
パワーアップしている
シルトプレの上昇度に、個人的には1票を投じたい。(競馬ライター)
スポーツ報知