“東の名門”
国枝栄厩舎が、
エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)の
サリエラ(牝4、美浦・
国枝栄厩舎)で史上初の牝馬限定GI完全制覇を狙う。
国枝厩舎は90年に開業。99年
スプリンターズSの
ブラックホークでGI初制覇。その後も
マツリダゴッホ、
アパパネ、
アーモンドアイなどを送り出し、9頭で
JRAのGIを21勝している。とりわけ牝馬とは相性抜群。現在行われている牝馬限定のGI6つのうち、
エリザベス女王杯を除く5つを制している。
エリザベス女王杯はこれまで延べ5頭で挑み、10年と11年の
アパパネの3着が最高着順。国枝調教師は3年後の26年2月で定年となるため、残されたチャンスは今年を含めて3回しかない。3冠牝馬でも手の届かなかったタイトルを、
サリエラが名伯楽にプレゼントできるか。その走りから目が離せない。
【
国枝栄厩舎の牝馬限定GI勝ち】
・
桜花賞…10年
アパパネ、18年
アーモンドアイ・
オークス…10年
アパパネ、18年
アーモンドアイ・
秋華賞…10年
アパパネ、18年
アーモンドアイ、21年
アカイトリノムスメ・
ヴィクトリアマイル…11年
アパパネ、20年
アーモンドアイ・阪神JF…09年
アパパネ、21年
サークルオブライフ