4、5日の東京、京都、福島を舞台に2歳新馬戦が計10レース行われ、土曜東京5Rでは20年の
凱旋門賞馬
ソットサスの全弟
シンエンペラーが3馬身差で快勝した。好スタートから控えて3番手のインを追走。抜け出す脚が速く、ラスト2F11秒1→11秒0の加速ラップからもまだまだ余力があった。将来性は★5に近い4評価。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
シンエンペラー(牡、父
シユーニ、栗東・矢作)
土曜東京5R・芝1800m、横山武「想像以上に強かったですね。返し馬からいい馬だと感じましたが、まだ子どもっぽさが抜けていなくて、そこだけだなと思っていました。抜け出してから左右にフラフラしていた点が今後の課題ですが、楽しみな馬です」(レース評価A、将来性★★★★)
ミスタージーティー(牡、父
ドゥラメンテ、栗東・矢作)
日曜京都5R・芝2000m、坂井「ケイコでいい動きをしていたので自信がありました。初めてビシっと追われて少しモタついたけど、エンジンが掛かってからは素晴らしいものがあります。これからが楽しみですね」(B、★★★★)
アッシュルバニパル(牡、父
アロゲート、美浦・田中博)
土曜東京4R・ダート1600m、モレイラ「スタートが速くなかったし、砂をかぶるのも初めてだったので、リズムができるのに時間がかかりました。リズムができてからの動きは良く、直線もいい脚でした。まだ子どもっぽいところはあるが、ナイスホース。ポテンシャルがあります」(B、★★★★)
エイカイソウル(牡、父
ホッコータルマエ、栗東・藤原)
土曜京都6R・ダート1800m、松山「スタートが良く、しっかり3番手でやりたい競馬ができました。勝負どころでズブさはあったけど、動いて行って直線は突き放してくれました。まだまだこれから良くなっていく感じはしました」(B、★★★★)
グランドハーバー(牝、父
ダノンシャンティ、美浦・鹿戸)
日曜東京6R・芝1400m、菅原明「ウッドでの調教は非力さあってうまく走れなかったけど、芝では上手な競馬をしてくれました。このまま成長してほしいですね。距離はマイルくらいがいいです」(B、★★★)
ラブディーヴァ(牝、
父ダイワメジャー、栗東・杉山晴)
日曜京都4R・芝1600m牝馬限定、松若「芝向きの性格をしていますね。頭が高いところはありますが、直線を向いたときにも手応えはたっぷりあって、手応え通りしっかり伸びてくれました。センスの良さを生かしてくれましたね」(B、★★★)
オーケーバーディー(牝、
父シニスターミニスター、美浦・相沢)
日曜福島6R・ダート1700m、横山琉「ケイコでもいい感触だったので、勝ち負けになると思っていました。ただ気難しい馬で、返し馬から
テンションが上がっていました。逃げる形になりましたが、決して力んでいたわけではなく、スピードが違いました。今後はコントロールが利くようになればいいですね」(B、★★★)
キーパフォーマー(牝、父
キタサンブラック、栗東・佐々木)
土曜京都5R・芝1600m、松若「ゲートを出て行きませんでしたが、馬群に取りついてからは真面目に走ってくれました。トモに緩さがあるので、直線に向いてからはスピードが上がるにつれて、内にモタれていましたね。能力だけで勝ってくれた感じです。
テンションが上がりやすいのも気になりますが、これから順調にいってくれたらと思います」(C、★★★)
イスラアズール(牡、父
イスラボニータ、美浦・武井)
土曜福島5R・芝1200m、小林美「ケイコにずっと乗っていて、背中の感触が抜群にいいと感じていたので、自信を持って乗りました。新馬勝ちできて良かったです」(C、★★★)
コスモエスメラルダ(牝、父
ゴールドシップ、美浦・畠山)
日曜東京5R・芝2000m、柴田大「調教でだいぶ乗り込んだ。最初は動かなかったが、今週はいい動きをしていましたし、素軽くなったことでいい競馬ができました。ゲートを含めて、いろいろとやったことが競馬に生きましたね」(C、★★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)
提供:デイリースポーツ