「
エリザベス女王杯・G1」(12日、京都)
今週から日本で騎乗するライアン・ムーア騎手(40)=英国=が9日、短期免許取得手続きのため美浦トレセンを訪問。「日本には何度も来ているけど、いつも楽しみです。うれしく思っています」と胸を高鳴らせた。
約1年ぶりの来日。昨年は
ジャパンCで
ヴェラアズールを勝利に導いた。今週の
エリザベス女王杯は
ジェラルディーナに騎乗するが、ムーアにとっては特別な存在だ。
父、母ともに騎乗経験があり、父
モーリスでG1・4勝、
母ジェンティルドンナでもG1・2勝を挙げている。娘には今回が初騎乗となるものの、その背中に最もふさわしい騎手と言っても過言ではない。
「日本で騎乗する時の楽しみの一つに血統がある。自分の乗る馬がどんな血統なのか。そうした中で、
ジェラルディーナは父、母ともに自分が騎乗して勝っているし、特別な思いがある。日曜日が楽しみです」とうなずく。父と母を知る世界的名手が、その子どもでG1の頂点を狙う。(デイリースポーツ・小林正明)
提供:デイリースポーツ