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【エリザベス女王杯】ディヴィーナ先手!ゆったり流れてヨーイドン&逃げ馬不在

スポニチ
  • 2023年11月11日(土) 05時23分
 土曜付G1企画「展開王」、エリザベス女王杯は大阪・柏原健士が担当する。過去3年の阪神から舞台が京都に戻り、道中のペース配分が違ってくる、との読み。このコースでメンバー的に最も展開の恩恵を受けるのは…。吟味した結果、◎が決まった。

 同じ芝2200メートルでも阪神は内回り、京都は外回りとコース形態に明確な違いがある。阪神は外回りの4コーナー付近からスタートし、1コーナーまで525メートルと距離があり、ゲートを出てから270メートルほど下り坂となっている。その分、自然とペースが速くなりやすい。その点、京都はスタンド前、内回りの4コーナー付近からスタートし、1コーナーまで400メートルほどでゲートを出てからも平たん。前半、緩くなりがちだ。

 違いは過去10年のラップに表れている。別表のように京都開催の13〜19年はテンの3Fが35秒を切る年は一度もなかったがスタンド改修工事の影響で阪神に替わるや20年が34秒9、21年が34秒1と傾向が一変。1000メートルの通過タイムを見ても、やはり阪神の方が前半ペースが流れている。さらに内回りを意識し後続が早めに動けば先行勢が苦しくなるのは当然。消耗戦でロングスパートが決まりやすい。

 大まかに分ければ京都外回りはゆったり流れてヨーイドンの追い比べ。13〜19年の勝ち馬の通過順を見ると中団からの差し切りが目立つ。それと同時に前残りがあるのも特徴の一つ。17〜19年と3年連続で2着のクロコスミアが代表例だ。17年が道中2番手から、18年と19年はハナを切って、しぶとさを発揮した。

 そこでディヴィーナを◎に推す。前走・府中牝馬Sを逃げ切って重賞初制覇。逃げ馬不在のここは再度すんなり先手を奪えそう。振り返れば昨夏の関屋記念13着後、目の外傷による休養を挟み、年明けに復帰してからの3戦は睦月S4着が休み明け、京都牝馬S10着は直線の不利、阪神牝馬S12着は大外枠に加えて不向きな展開と敗因がはっきりしている。それ以降は15番人気で4着に力走したヴィクトリアマイルを含め、4戦して一度も大崩れなし。厩舎の先輩でもある母ヴィルシーナ(13&14年ヴィクトリアマイル連覇)は12年このレース2着、ディヴィーナ自身も1勝クラスの頃とはいえ中京芝2200メートル(21月9月18日、金山特別)で2着があり、2F延長に対応する下地は整っている。仮に他馬がハナを切ったとしても好位や中団から脚を使えるタイプ。折り合いに進境がうかがえる今なら、この距離のG1でも好勝負になるとみた。

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