オーストラリアG3
クイーンエリザベスS(芝2600メートル)が11日、同国南東部
メルボルン郊外のフレ
ミントン競馬場で13頭で争われ、
ディープインパクト産駒ムラマサ(セン4=T・バスティン&N・ヤング)が快勝した。やや重で勝ち時計は2分42秒26。前走・クーンジーカップ(コーフィールド芝2000メートル)に続き、G3を連勝した。
7番ゲートから五分のタイミングでスタートし、道中は6、7番手。ラチ沿いで脚をため、絶好の手応えで直線に向くと1頭分のスペースを突いてラスト300メートルで先頭へ。最後まで脚色は鈍ることなく、2着レディースマンに2馬身半差でゴールを駆け抜けた。
手綱を取った
ダニエル・ムーアは「最後に脚を使えることは分かっていたし、うまくためることが重要だった。少しフラフラしたけど、いい走りをしてくれた」と相棒を称えた。
今年の上半期は2桁着順が続き、その後はノド鳴りと去勢の手術を受け、復帰後は一般戦を合わせて3連勝。ヤング師は「来年ビッグレースに出走する資格があると思うし、
メルボルンカップを狙えるような存在になってくれたら」と期待を寄せている。
母オーメイスウォード(父ハイシャパラル)は16年に芝1200メートルの豪G2シルヴァーシャドウS勝ち。これで10戦4勝となった
先週は米G1
ブリーダーズカップターフ(4日、サンタ
アニタパーク芝2400メートル)でアイルランドの英愛ダービー馬
オーギュストロダン(牡3=A・オブライエン)と
日本ダービー馬
シャフリヤール(牡5=藤原)が1、3着。海の向こうで
ディープインパクト産駒が存在感を示している。
スポニチ