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【武蔵野S】ドライスタウト重賞連勝飾る 中央では初タイトル 横山武史騎手「まだまだ余力がある」

スポーツ報知
  • 2023年11月12日(日) 06時00分
◆第28回武蔵野S・G3(11月11日、東京・ダート1600メートル、良)

 東京競馬場の第28回武蔵野S・G3は単勝2番人気のドライスタウト(横山武)が重賞連勝を飾った。

 貫禄勝ちだ。ドライスタウトは発馬を決め、スムーズに好位へ。道中でごちゃつく場面もあったがひるむことなく直線に向くと、早め先頭から押し切る横綱相撲だった。オーバルスプリントに続く重賞連勝で、中央は初タイトル。京王杯2歳Sコラソンビートに続く2週連続の重賞制覇となった横山武は「予定より抜け出すのが早くなってしまったけど、それだけ馬の反応が鋭かったということ。最後ちょっと遊んでしまいましたが、まだまだ余力があるということ」と底力を評価した。

 この勝利でチャンピオンズC(12月3日、中京)の優先出走権を得た。2歳時に全日本2歳優駿・交流G1を勝ったが、中央のG1は今年2月のフェブラリーSで4着。まだ手が届いていない。牧浦調教師は「馬の状態次第だが、大丈夫なら視野に入れていきたい。それほど競馬を使っていないのでまだまだ良くなる」と成長を期待した。シニスターミニスター産駒の素質馬が、大舞台にしっかりと照準を定めた。(松末 守司)

 ◆ドライスタウト 父シニスターミニスター母マストバイアイテム(父アフリート)。栗東・牧浦充徳厩舎所属の牡4歳。北海道日高町・下河辺牧場の生産。通算10戦6勝(うち地方4戦2勝)。総獲得賞金は1億9519万4000円(うち地方8705万円)。主な勝ち鞍は21年全日本2歳優駿・交流G1、23年オーバルスプリント・交流G3で、JRA重賞は初勝利。馬主は(株)YGGホースクラブ。

スポーツ報知

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