◇G1・
エリザベス女王杯(2023年11月12日 京都芝2200メートル)
秋の最強牝馬決定戦「
エリザベス女王杯」は、1番人気の
ブレイディヴェーグ(牝3=宮田)が制し、G1初制覇を飾った。勝ち時計は2分12秒6。2着は
ルージュエヴァイユ(牝4=黒岩)、3着は
ハーパー(牝3=友道)、連覇を狙った
ジェラルディーナ(牝5=斉藤崇)は5着だった。
ブレイディヴェーグは父
ロードカナロア、
母インナーアージ(母の
父ディープインパクト)の血統で通算5戦3勝。重賞も初勝利となった。
騎乗したルメールは
菊花賞の
ドゥレッツァ、
天皇賞・秋の
イクイノックスに続いてG1騎乗機会3連勝で
JRA・G1通算48勝目。「緩い馬場で心配したけど問題なかった。スタートがあまり良くなかったけどリカバリーできた。瞬発力がある。G1を3連勝できてうれしい。応援に感謝したい。おおきに!」と笑みを浮かべた。宮田師は同初勝利を挙げた。
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エリザベス女王杯 70〜75年まで京都で行われていた牝馬限定重賞「
ビクトリアカップ」が前身。75年にエリザベス2世の来日を記念し、翌76年に「
エリザベス女王杯」創設。96年に牝馬3冠の最終戦「
秋華賞」が新設され、競走条件が「3歳牝馬」から「4歳以上牝馬」に変更。若馬と古馬の女王決定戦となった。
スポニチ