福島11Rの第59回
福島記念(3歳以上GIII・芝2000m)は3番人気
ホウオウエミーズ(
田辺裕信騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分0秒9(良)。ハナ差の2着に12番人気
ダンディズム、さらに1馬身差の3着に4番人気
カレンルシェルブルが入った。
ホウオウエミーズは美浦・
池上昌和厩舎の6歳牝馬で、父
ロードカナロア、
母エミーズスマイル(母の
父アグネスタキオン)。通算成績は29戦6勝。
レース後のコメント
1着
ホウオウエミーズ(
田辺裕信騎手)
「騎乗依頼を貰って、(福島に)来られて勝つ事ができて良かったです。(2歳時以来の騎乗で)未完成と言うか、華奢な所があって、なかなか最初は結果が出ませんでしたが、レースを使うごとに力をつけていたようで、まさか重賞を勝つ馬に成長するというのはちょっとビックリしています。
メンバー的にも流れそうな感じでしたが、直線が短いのも意識しながら進出しました。抜け出す形としては割と早かったのかもしれませんが、手応えは待ちながらだったので、もうひと脚使えて、着差は僅かでしたが、こちらもまだ手応えがあってしのいでくれました。牝馬のわりにどっしりとしていると言うか、チャカチャカしないですし、精神的な成長もありましたし、走りも力をつけています。(福島に)乗りに来て良かったです」
2着
ダンディズム(
富田暁騎手)
「
ホウオウエミーズを見ながら良い目標がありましたし、3コーナーで進出していく手応えも良かったです。あとは前の馬をかわすだけでしたが、最後の最後に抜けようとした時に同じ脚色になってしまいました。何度も乗せて頂いていて、自信はあったのですが......。悔しいの一言です」
3着
カレンルシェルブル(
吉田隼人騎手)
「勝てるかなと思いましたが......。初めてチークピーシーズをつけましたが、さらに工夫をしても良いかも知れません。2着馬と同じような位置にいましたが、最初にペースが流れた分、みんなが構えてしまって、展開が難しくなりました。まだ良くなる余地がありますし、これからが楽しみです」
4着
ウインピクシス(
松岡正海騎手)
「ゲート裏の雰囲気は凄く良かったですし、スタートも出てくれました。道中は折り合いもついて良い感じでしたが、結果的にもう少し早めに動けば良かったです」
6着
シルトホルン(
大野拓弥騎手)
「枠を生かしてロスなく立ち回ったのですが、結果的に外差しになってしまって......」
7着
グリューネグリーン(永野猛蔵騎手)
「スタートはもう一つでしたが、二の脚で取りたいポジションを取れました。しかし直線でスムーズにスパートできませんでした。少し勿体ない競馬になってしまいました。スペースが開くと良い脚を使っていたのですが」
ラジオNIKKEI