京都11Rの第48回
エリザベス女王杯(3歳以上GI・芝2200m)は1番人気
ブレイディヴェーグ(
C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分12秒6(良)。3/4馬身差の2着に5番人気
ルージュエヴァイユ、さらにクビ差の3着に3番人気
ハーパーが入った。
ブレイディヴェーグは美浦・
宮田敬介厩舎の3歳牝馬で、父
ロードカナロア、
母インナーアージ(母の
父ディープインパクト)。通算成績は5戦3勝。
レース後のコメント
1着
ブレイディヴェーグ(
C.ルメール騎手)
「緩い馬場を心配しましたが、問題ありませんでした。スタートだけ良くなかったのですが、すぐリカバリーできて、
ハーパーの後ろの良い位置を取れました。道中は冷静に走れていましたし、手応えはずっと良かったです。この馬の良いところは瞬発力です。今日の位置からでも脚を使ってすぐに抜け出せました。ファンの皆さん、応援ありがとうございました。GI・3連勝はとても嬉しいです」
(
宮田敬介調教師)
「まだ開業4年目で、GIを勝てるだけの馬を預けていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。未勝利戦を勝った時にすごい馬だと感じました。前走も負けたのは悔しかったのですが、脚はGIクラスというのを感じました。栗東トレセンでの調整に関しては、前走(
ローズSの時の滞在)よりスムーズにできました。
1枠1番は正直嫌でしたね。スタートが得意ではありませんから。人気を背負う立場で包まれないかが不安でした。あとは
C.ルメール騎手を信じて託すだけでした。レースでは無難にゲートも決めて、一周目のスタンド前で好位を取りにいってくれました。向正面ではこれは大丈夫なのではと思いました。
今日は少し雨が降って、馬場が昨日よりソフトになったのではと不安も感じました。ただ、午前中から見ていても外からしか伸びないという感じではありませんでしたから、その点の不安はありませんでした。最後の直線は力が入りました。無我夢中で応援しました。
今回は目一杯に仕上げました。少し休みを取ることになりそうです。この馬のポテンシャル的には牡馬とも戦えるものを秘めていると思いますので、今からワクワクしています。距離に関しては、今日の感じだと、今後、東京の2400mぐらいは対応できると思います。
この馬のお母さんの
インナーアージはかつて所属していた国枝厩舎の馬で、その馬の子供でGIを勝てたことは何より嬉しいです。国枝先生、厩舎のみんなに感謝の気持ちでいっぱいです。勝って驕らず、負けて腐らず、真摯に馬作りに取り組んでいきます。応援よろしくお願いします」
2着
ルージュエヴァイユ(
松山弘平騎手)
「スタート良く、勝ち馬の後ろでしっかり脚が溜まりました。最後もしっかり伸びて、良い脚を使って、良いレースでした。ですが、最後右にモタれて、その分伸び切れませんでした。GIで強いメンバー相手によく頑張ってくれました。これからもやれる馬だと思います」
3着
ハーパー(
川田将雅騎手)
「とても良い内容でレースを進めてくれて、最後も良い走りをしてくれました。古馬相手でも精一杯の走りでここまで来てくれました」
5着
ジェラルディーナ(R.ムーア騎手)
「馬はよく走ってくれましたが、理想のスタートを切ることができませんでした。最後のコーナーも、外を回った分、距離の不利がありました。馬は一生懸命走ってくれました」
6着
サリエラ(T.マーカンド騎手)
「距離が200m短かったかもしれません。馬場も柔らかかったです。真面目な良い馬で、彼女が光り輝く日が必ず来ると思います」
7着
ディヴィーナ(
M.デムーロ騎手)
「リズムは良かったですが、距離が長かったです。一瞬脚を使いましたが、甘くなってしまいました」
ラジオNIKKEI