◆第48回
エリザベス女王杯・G1(11月12日、京都・芝2200メートル=良)
牝馬の頂上決戦は、重賞未勝利ながら単勝1番人気に推された
ブレイディヴェーグ(3歳、美浦・
宮田敬介厩舎、父
ロードカナロア)がG1初制覇を飾った。現役時代に07年の
ダイワスカーレットで同レースを制している元騎手の安藤勝己氏(中央&地方で通算4464勝)がレース後に自身のX(旧ツイッター)を更新した。
安藤氏は勝った
ブレイディヴェーグに関して、「今日もスタート良くなかったけど、両サイドからは挟まれない1枠やったで位置を取れた。外が早めに動いたのと少し重い馬場で4角の反応鈍かったのはご愛嬌、エンジンかかると脚力が違ったね」とレース内容を分析。さらに前走後に同世代の
秋華賞に向かわず、
エリザベス女王杯に直行した選択に「ここ狙いのローテは大正解でルメールが選んどるだけあるわ。今年の3歳牝馬はレベル高い」と称賛した。
さらに敗れたラ
イバルについても触れている。2着の
ルージュエヴァイユについては「勝ち馬マークでこすく回ってきた。距離に心配あったで、この馬も内枠が良かった」と指摘。3歳馬で3着に好走した
ハーパーは「正攻法でいい競馬やったけどな。自分の力だけは走ってくるタイプで古馬に混じって3着なら立派」。スタートの出遅れが響いた昨年覇者
ジェラルディーナ(5着)は「走るの嫌がっとる。あのスタートから出して御したムーアの技術は凄い」と見解を示した。
スポーツ報知