宮田師はうれしいG1初制覇となった。ゴール前は感情をむき出しにして応援。師は「普段は割と冷静に見ていますが2、3着がどの馬か分からないぐらい無我夢中で応援しました。開業4年目の身でG1を勝てる馬を預けてくださった牧場、オーナー、関係者の方々に感謝です」と振り返る。
母インナーアージは自身が助手時代に身を置いた国枝厩舎の所属馬だった。「(国枝)先生は開業してからも気さくに接してくれる心強い師匠です。先生、スタッフが
インナーアージを大切に育てて無事に繁殖に送り出して、その生まれた子でG1を勝てたのがうれしい」と喜びを口にする。
周りの支えがあり、若くしてG1トレーナーに上り詰めた。何事も、がむしゃらに頑張るのが厩舎のモットー。「勝っておごらず、負けて腐らず。真摯(し)に馬づくりに取り組みます」と抱負を語った。今後の活躍から目が離せない。
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