◆第40回
マイルCS・G1(11月19日、京都競馬場・芝1600メートル)
4月のニュージーランドTを制した
エエヤン(牡3歳、美浦・
伊藤大士厩舎、父
シルバーステート)が絶好の気配を示している。8日の1週前追い切りは美浦・坂路を5ハロン51秒8―12秒1で登坂。同日の1位タイという秀逸な全体時計をマークした。調教は毎回動く馬だが、ラスト1ハロンも2位タイで、いつにも増して迫力のある伸び。状態は完調と言っていい。伊藤大調教師も「前回も仕上がっていたと思っていたけど、今回の動きを見るとさらに良くなっているね」と自信たっぷりだ。
キャリア7戦で3勝全てが右回りの中山に対し、敗戦はいずれも左回りの東京。明らかな右回り巧者で、京都替わりは確実にプラスになる。勝利時のパフォーマンスはどれも着差以上に強さを感じるもので、G1級の底力を秘めているのは間違いない。初の輸送を克服し、タイトルをつかみとる。(角田 晨)
スポーツ報知