一昨年の勝ち馬
イクイノックスをはじめ、20年の
ダノンザキッド、19年の
コントレイルなど、後の活躍馬が多数輩出されている2歳戦屈指の出世レース。暮れの
ホープフルSに向けた前哨戦の一つにも数えられ、一昨年からGIIに格上げされている。
1.決め手勝負になりやすい
より短い距離に適性がある馬は前週までの
京王杯2歳Sや
デイリー杯2歳Sに向かうため、中距離タイプが揃うこのレースはスローペースになるのが通例。レースの上がりは速く、末脚のキレが問われるレースになることが多い。
2.距離短縮は苦戦
過去10回で、前走も1800mだった馬は[9-5-6-45]で複勝率30.8%、前走から距離延長となる馬は[1-2-3-18]で複勝率25.0%なのに対し、前走から距離短縮となる馬は[0-3-1-20]で複勝率16.7%。
3.キャリア数に注目
過去10回、キャリア数が1〜2戦の馬は[7-9-8-43]で複勝率35.8%なのに対し、キャリア3戦だった馬は[3-1-1-20]で複勝率20.0%、4戦以上だった馬は[0-0-1-20]で複勝率4.8%。フレッシュな状態で挑める馬に注目したい。
ファーヴェントは新潟芝1800mでデビューし、33秒4の上がりを使って勝利。瞬発力勝負に強そうで、東京替わりはこなしてきそうだ。調教の動きも上々で無傷2連勝を期待。