◆第28回東京スポーツ杯2歳S・G2(11月18日、東京競馬場・芝1800メートル)
第28回東京スポーツ杯2歳S・G2(18日、東京・芝1800メートル)で、
エピファネイア産駒の良血馬
フォルラニーニが大舞台への階段を駆け上がる。
中山・芝2000メートルの初戦が将来性を感じさせる内容だった。発馬を決め外から2番手に取りつき、4角で外にふくれ気味になったが立て直され、鞍上のルメールが仕掛けるとグンと加速。最後は最速の上がりで、後続に3馬身半差の決定的な差をつけるハイパフォーマンスを見せつけた。手塚調教師も「相手関係は分からないが、強い競馬だった」と納得する。
前走内容から左回り、広い東京替わりはプラスに働くはず。1週前追い切りは美浦・Wコースで
ヴァーンフリート(4歳3勝クラス)に5ハロン67秒1―11秒6で併入し、順調さをアピール。担当の名畑助手も「使って動きは
パワーアップしているし、上積みも成長も感じる」と手応え十分だ。
過去に無敗の3冠馬
コントレイル、国内外G1・5連勝中の
イクイノックスが勝った出世レースだ。母は16年の
菊花賞と
有馬記念を連勝した
サトノダイヤモンドの半妹
リナーテで、血統背景からも大物感が漂っている。登竜門を突破し、世代の頂点を目指す。(松末 守司)
スポーツ報知