GI2勝の
サトノダイヤモンドの甥となる
フォルラニーニ(牡2、美浦・
手塚貴久厩舎)が、東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳・GII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。
フォルラニーニは父
エピファネイア、
母リナーテ、母の
父ステイゴールドの血統。伯父の
サトノダイヤモンドは16年の
菊花賞と
有馬記念の覇者。いとこの
ドゥラエレーデは昨年の
ホープフルSを制している。
9月中山の新馬(芝2000m)は番手から楽々と後続を突き放し、2着に3馬身半差の圧勝。勝ち時計の2分2秒7は特筆するものではないが、自身の推定上がり3Fは12.0-11.5-11.1という強烈な加速ラップだった。重賞初挑戦、かつ200mの距離短縮となる今回はペースアップへの対応がカギとなるが、ポテンシャルは十分に通用する。
デビュー戦に続き、鞍上は
C.ルメール騎手。伯父の主戦を務めた名手を背に、重賞の壁もあっさり突破できるか。その先には来春の大舞台が見えてくる。